「なんで馬鹿な圭介がここに?」
そう、圭介もあたしと同じ授業なんてまともに受けなかった一人
その圭介が学校にいるなんて、、、
「まさか、圭介何年留年してるの?」
「ちげぇよ、教師やってんだよ」
ふーん、教師ね、、、
!?
「教師!?あの馬鹿で九九も言えなかった圭介が、高校の先生!?」
「うるせぇな、俺も頑張ったんだよ」
ムスッと拗ねたようにいう26歳見た目はあの頃と変わらず
変わったのは鮮やかな赤髪から
真っ黒なつんつん頭
でもそれ以外は変わらない
少しつり目がちな目も
いわゆるイケメンという顔も
竜樹より低い身長も
「うるせぇ、身長には触れるな」
「あれ?なんで?」
「相変わらずお前も心の声が心の中に仕舞いきれてねぇな」
やちゃったー
駄駄漏れでした。
「桜さんの担任です。」
「誰が?」
「俺」
嘘でしょ
「嘘じゃねぇ」
口ちゃんと閉じてたのになんで?
「顔に出てますよ」
「・・・。」


