「...失礼ですが、あのおもちゃ会社のですか?」
ここで隠してもしょうがないよね
「はい。でも、プライベートで来ているので内緒にしていただけますか?」
「もちろんです!お客様の情報は徹底的に守ります。私事ですが、私の娘が坂上様の会社のおもちゃが大好きでいつも遊んでいます。」
そういった支配人は、一人の父親として温かく微笑んだ。
「そうなんですか?ありがとうございます。」
「いえ。こちらこそありがとうございます。あの。失礼ですが、坂上様が今回このジュエリーを送る方々はとても大切な方なんですね」
「なんでそう思うんですか?」
「石言葉です。きちんと考えられています。」
「...やっぱり、わかりましたか?」
「はい。仕事ですので、坂上様の想いが届くよう精一杯作らせていただきます。」
「よろしくお願いします。」
よし。
これで今日の買物は、終わり
玲慈は終わったかな?


