それから、何日かして学校が始まった。
久しぶりに、みんなに会うな
教室について、思ったのは
「みんな、髪の色が落ち着いてる。」
そう。私たちは3年生就活やら進路が明確になる時期、カラフルだった教室が茶色やこげ茶で埋まっていた。
心なしか、教室の雰囲気まで暗くなった気がする。
それなのに、窓側のあたしの周りだけ、変わらずにぎやかだ。
「あ、桜久しぶり!おはよう!!」
最初にあたしに気づいたのは美鈴、
「おはよ.あれ?美鈴、玲慈は?」
「さー?朝弱いから寝ぼってるんじゃないのかな?」
どうやら、玲慈は朝が弱いらしい
「あ、でも、今メールきた。」
--TO美鈴
え!?
桜来たの!?
マッハで行く!
--玲慈
「...。」
いや、いーんですよ?ゆっくりで。
「いやー。こんなテンション高いメール来るの珍しいよ?」
「そーなの?」
「だっていつも、あぁ。とかわかった。とかだもん!懐かれてますねー」
そんな、にやにやして言わないで欲しい。
どう対処していいか、わからない