しばらくあたしの周りには、人の列が途切れず続いていた。
あの頃のようとは、言えない、みんなそれぞれ色々と抱えてるものがある顔をしていた、でも、変わらず笑っていてくれる。
自分だけの家族を持った仲間
自分の会社を持った仲間
夢を叶えた仲間
叶えるため努力してる仲間
そんな成長がうれしくて、涙が溢れそうになった。
でも、今回集まったのは懐かしい話をするためじゃないの
「みんな!今日は集まってくれてありがとう!そして、勝手なことしてごめんね。
でも、今日はそれが言いたかったんじゃないの!」
みんなの顔があの頃と同じ、真剣な眼差しになった
「集まってもらったのは、あの時の決着をつけるために集まってもらった!
本当に勝手でごめん、でも、復讐なんて気持ちじゃなくて、あたし達がいた頃のあの、平和な街に戻すためみんなの力を借りたい。お願いします!!」
あたしは、深々みんなに頭を下げた。


