俯いてるあたしの手を取り、竜樹がぐいぐいみんなの方へ引っ張る。
「た、竜樹!ちょっ」
「みんな!桜さんがきたぞ!」
どんどん引っ張られ、すこしステージのように段差になってるところに連れて来られた。
「桜さん、顔を上げてください」
「竜樹、でも、、、」
「俺たちから伝えたいことが、あるんです」
伝えたいこと?
「「「「「おかえりなさい!!!」」」」
、、、え?
「なに、鳩が豆鉄砲食らったような、顔をしてるんですか!俺たちから伝えたかった言葉です。。。返事は、くれないんですか?」
「、、、(ボソッ)ただいま」
「聞こえませんよ?」
「ただいま!みんな!」
自分でもわかるぐらい、満面の笑みで言うことができた


