日付を見るとあたしがバイクで倉庫に行った日
銀太と鈴太が居なかったのは、助けに行ってたからだ。
あたしは、知らずに倉庫にいた
何も知らなかった。
・・・情けない
また、あたしは失うところだったの?
また、守ってもらうの?
違うでしょ
あたしは、なんのために・・・。
--ドンっ
あたしの拳は寝室の壁にめり込んだ
もう、動き出したんだ
いくら覆面を被って顔を隠してもあの声は忘れない
--ぷるるる
--「はい」
「あたし、そろそろ動かなきゃいけなくなった。獣王にばれないようそして西川組にもばれないようみんなを集められる?」
--「もちろんです。」
「みんなが集まれる日を至急調べて連絡し、集合させて、決まり次第連絡を頂戴」
--「わかりました。桜さん冷静になってくださいね」
「・・・あたしは、冷静だ。よろしく頼んだよ」
--プープープー
きっと獣王ももう動いてるはず
もう、ばれてもいい
あいつさえ捕まえることができるなら


