花火もそろそろ終わって京介のカメラで記念撮影をした
まじめに撮るのはやっぱり出来なくて
現像が楽しみなものができたと京介がいっていた。
「桜は帰る?」
「そうだね、明日美鈴達と遊ぶから風呂も入りたいし着替えたいしね」
「わかった。俺は酒飲んでないからバイクで送る」
「ありがとう」
帰ることにした
本当は別に泊まってもよかったんだけどなんとなく帰りたくなった
「準備してくるから待ってろ」
玲慈は倉庫裏に有るであろうバイクを取りに行った。
「心奈ちゃんはお家の人が迎えにきてさっき帰ったよー」
「京介!」
後からぬっとでてきた
・・びっくりするじゃないの
「美鈴はもう部屋で寝ちゃったよー」
「そうなんだ、京介もみんなも倉庫に泊まるの?」
「んー俺は泊まるけど帰る奴らもいるよー」
「桜!!お待たせ・・って京介か」
「玲慈も来たし気をつけてね!」
「ありがと!今日は楽しかったお休み」
「俺も楽しかったよーおやすみなさーい」
ひらりバイクの後に跨り玲慈の腰を掴む
「落ちるなよ?」
「当たり前」
生暖かい夏の風に包まれてバイクはあたしのマンションへ向かった。


