「なにしてるの?」
「んもー見てわかるでしょ?カメラ」
ずいっと目の前に出されたカメラは一眼レフ
「カメラは見ればわかるけどなんでこんな良いカメラがあるの?」
「ん?これ俺のー」
「え?京介の?」
「そうだよー俺カメラマンになりたいんだー」
へー
京介の夢はカメラマンか!
「凄いね!プロになったら写真撮ってもらお」
「・・・笑わないんだね桜ちゃんは」
「笑う所あった?夢があるって素敵なことでしょ?夢を笑う奴は悲しい人よ?だって夢がないんだもの」
「・・・そうだな、ってか京介初めて聞いたぞ?」
「あははーなんか照れくさくって言えなかったんだー」
「ったく、それタイマー付いてる?」
「もちろん!」
「じゃぁあとでみんなで記念撮影しようぜ」
「お!いいねーじゃぁその前にみんなを撮ってくるよ」
笑顔で駆けだしてみんなのところに走っていく京介
「・・・桜は夢あるのか?」
「うん」


