騒いでるみんながやっぱり被る
あの時のあたしたちみたいに
「・・・さっき京介と何話てた?」
「・・・玲慈」
さっきまで京介が居たところに玲慈が座る
「ん?花火をやるのもいいけどこうやって眺めてるのもいいよねって話」
「ふーん」
興味なさげにあたしと同じようにみんなを眺める玲慈
その顔は薄明かりの下、とっても優しい眼差しで彼らを見ていた
「ふっ、鈴太いつも銀太にからかわれてるからってあれはやり過ぎだろ」
見ると、鈴太が銀太に向かってロケット花火を発射していた。
「ふふ、そうねあれはやりすぎね」
「だな」
そういって2人顔を見合わせて笑った
--パシャッ
「お!良い写真ゲット」
振り向くと京介がカメラを片手に笑ってた


