--ぐいっ
「よっし。花火しよ?」
思考がまとまらず玲慈に身を任せていたあたしの体は急に剥がされた
「・・・花火?」
あたしをその場において
玲慈は倉庫の中へ入っていった。
「「さーくーらー(ちゃーん)」」
・・・!?
「美鈴!?心奈ちゃん!?」
「ちょっと心奈さん見ましたか?」
「ばっちり見ましたわ」
「桜と玲慈が・・・むふふふ」
・・・むふふふって
「ちょっと美鈴さんその後の桜さん、玲慈さんの後ろ姿をぽーっと見つめておりましたわよ」
「それはもしや・・・・」
「だぁ!!!そこの2人!うるさい!」
なんで急に近所のおばさまの会話みたいなのを始めてるの?
しかもさっきのを見られてたなんて
「「さくら(ちゃん)?」」
え?なに?
笑顔なのに怖い
嫌な予感が・・・。
「明日暇?」
「え?暇じゃ・・・」
「まぁ!暇ですのねでは・・・」
え?
あたしの話し聞く気ないでしょ?
「「一緒にお出かけしましょ?」」
お出かけと言う名の事情徴収でしょ?


