浜まで戻ってきた。
結構、体力使うのね
浜に上がった足は少しがくがくしていた。
「さくらちゃーん」
少し離れたパラソルから京介が呼んでいる
パラソルに向かって歩く
「どうしたの?」
「ん?今から鈴太と銀太がお昼買いに行ってくれるから何がいいか聞こうと思って」
銀太達の方を見るとぶすっとしている
「あー気にしないで?じゃんけんで負けて悔しいみたい」
じゃんけんで決めたんだ
それで負けてぶすっとしてるのね
「あたしはかき氷レモン味!」
「え?桜ちゃんそれだけ?」
「え?うん」
「はぁ、さくら焼きそばとかおにぎりとか食え」
「えー?」
「えー。じゃない!銀太なんかかき氷以外にも桜に買ってこい」
「・・ったく、わーったよめんどくせ」
めんどくさいならかき氷だけで・・・。
・・うぅ。
隣から玲慈の視線がそれを悟ったように怒りのオーラが。
「・・・銀太なんかよろしく」


