玲慈があたしを心配してるなんて微塵も思ってないあたしは、1人更衣室の中で考えていた。
・・・水着ってこんなに際どい物だっけ?
いつもは見えないお腹や太もも胸・・・露わになってる。
これは見せられないと判断したあたしは
着てきたTシャツを上から着た
・・・これなら、いける
--ガチャ
「あ、桜おそーいって・・・なんでTシャツきてるの?」
「だって恥ずかし」
「まーここじゃ恥ずかしいよね。あたしも心奈もパーカー着てるしいいか」
「あれ?呼び捨て?」
「はい。私がお願いしたんです。」
「それより、戻ろう?」
あたしたちは、玲慈達の居るパラソルに向かって来た道を戻ろうとした。
そう。戻ろうとした。
--「なーいいだろ?俺たちと遊ぼうよ」
こいつらに会うまでは


