俺は元居た幹部室に戻ってきた
「あら?イチャイチャはー?」
「んなの。しねーよ」
京介がちゃかしてくるのはもう毎日のこと
暫くして魘されたような、苦しがってるような声がしてきた
「桜ちゃんじゃない?」
「あたし見てくる!」
「いや、俺が行く」
「じゃ。ここは王子様にまかせますか」
俺はベッドのある部屋に向かった
そこには、汗をかいて魘されている桜が居た
「おい!さくら!さくら!!!」
「・・!?」
目を覚ました桜はとっても悲しい顔をしていた
俺は何も言えなかった
気づいたら聞いてはいけないことを口走っていた
“ふうがってだれ?”
俺の口からでた質問に目を見開いて動きを止める桜
そんな姿を見た瞬間聞いてはいけないことだったと思った。
「いや、いいたくないならいい」
それからなんともいえない空気になってしまった
桜は家に帰るというのでもう少し桜が落ち着いたら送ると言うことになった。
桜はなにを抱えてるんだろう。
いつか、話してくれたらいいな


