△玲慈サイド
眠くなった桜をベッドに案内すると、桜はすぐに寝た。
「・・・無防備にも程があんだろ?わかってんのかな?この子」
いたずらにほっぺをツンツンしても起きない寧ろ
「・・・ん」
少し困ったように色っぽい声出すんだから俺の方がいろいろやばかった。
さすがに寝てる人は襲いません。
--「・・・ん、・・・うが・・・」
ん?起きたのか?
--「・・・・ふうが」
「え?」
桜の閉じている瞳から涙が一滴頬を伝った。
指ですくい上げる。
薄々感じてはいた
桜の心にはもう誰かが居るって
その人が桜の心にいるの?
ふうがって誰?


