--ピンポーン
美鈴達かな?
「はーい・・・きゃっ!?」
玄関まで行こうと思って立ち上がったら玲慈に肩を押さえられた。
「玲慈!!なにするの!?」
「桜は座ってろ。」
玲慈はそのまま玄関まで行ってしまった。
なんなのよ、歩けるのに
「・・・(ボソッ)玲慈さんは本当に桜ちゃんが大切なんですね」
「ん?心奈ちゃん何か言った?」
「いいえ、なにも」
はっとしたように首を横に振る。
どうしたんだろう?
「「「「お邪魔します」」」
あら、みんなちゃんと言うのね
「どうぞー!あたしはリビングにいるよー!」
--ガチャ
リビングのドアが開く
「桜!今日はお疲れ様!」
むぎゅう
美鈴が抱きついてきた。
「ありがとう」
美鈴を抱き締め返す。
「俺もー・・・ッって」
「お前はだめ」
抱きついて来ようとする京介の頭を玲慈が殴った。
「あれ?リオさんは?」
「姉貴なら、今日は疲れたからって先に家に帰った。」
確かに今日はリオさんすごい働いていたから
あんだけ働いたらそりゃ、疲れるよね、あたしだって昔はよく倒れてたな
「そうだ!桜とえっと・・・」
「あ、心奈です。お邪魔してます。」
「だから、心奈ちゃんは邪魔じゃないって!
美鈴、この子は、華ノ宮学園2年綾小路心奈ちゃん今日のショーで仲良くなったの」
「そうなんだ、あたしは美鈴よろしくね?」
「よろしくお願いします。」
「俺は、鈴太よろしく」
「京介だよー心奈ちゃん可愛いねよろしくねー」
「・・・銀太だ。」
美鈴に続きみんなが自己紹介をしていく
「よっし、自己紹介も終わったし、出前とって祝おうぜ!」
という玲慈のかけ声とともに
机の上には出前表が敷き詰められる。


