「まあ、そんな落ち込まないの!


ほら、青春の扉がすぐそこだよ?」


結衣ちゃんのそんな言葉にハッと顔を上げると教室のドア


いやったあ〜!


ドキドキ…
ドキドキ…


「結衣ちゃん…


開けるよ?」



「うん」



「開けちゃうよ?」



「うんってば!」




「本当に開けて…ー」



ガラッ



「あ〜!結衣ちゃん酷い!待ってよ〜」



青春の扉
自分で開けたかったのに←泣


また呆れて先に行ってしまった結衣ちゃん



あたしも仕方なくその後を小走りでついていった