んだよ…。 あいつ何やってんだよ。 いくら待っても出てこない。 俺が深いため息をついた時だった タッタッタッタッ 誰かが走ってくる音 俺が音のする方を見たときちょうど音の原因が目の前を通りすぎる 「美海!」 それは鞄を抱えながら俯く美海の姿 そんな姿はいつも以上に美海のことを小さく見せた そんなそっと止まった小さな背中を思わず抱き締めたくなった