隼人に包まれる体 急すぎて何がなんだかわからなくて 頭が真っ白で跳び跳ねる鼓動を感じていた 「ちょ、隼人?」 けして嫌じゃなかった… 隼人の体温も 体に響き渡った低い声も 不意に香る匂いも 嫌じゃなかったよ 「…ごめん!俺バカだな」 急に離れて笑う隼人 ほんとバカだよ あたしの気持ちに全然気づいてない 「うん…。へへ、大丈夫だよ」 何も気づいてないよ あのままでいたいと願ったあたしの本心にも でもなんでだろう… こんなにも心が痛むのは こんなにも涙が溢れるのはなんで?