段々と月日を追うごとに悠斗に惹かれていって…
特別な存在になりたいって、そう思った。
でも悠斗の隣は葵がいた。
もうそれは必然なんだと思う程に。
すごく葵は良い子で、あたしの親友でもある大切な人。
そんな彼女を悠斗は好き。
あんなに愛しい顔を浮かべて…
まるで入り込む隙なんてない。
苦しくて切なくて、また絶えず涙が溢れてくる。
明日が休みで良かった。
じゃなかったら、学校になんて行けない顔だと思う。
この気持ちは気付かれてはいけない。
誰にもこの想いは、だから…
「大好きだよ…でも。……バイバイ」
自分の気持ちに、蓋をするって決めたんだ。