「あの子に感情と言うものを教えてやって欲しい。」

「はぁ・・・。」

「あの子は実は、完全なアンドロイドではないのだ。」

「?」

「あの子は私の娘でな、3歳の時に交通事故にあった。そして、脳にある感情を司る部分だけ残った。私はそれを核にして、娘をアンドロイドとして蘇らせたのだ。ちゃんと感情が表情に出るよう、プログラムはしてある。だから、あの子の表情を変えてやれる人物が現れるのを待っておった。それが君だ。」

「何で、俺ですか・・・?」

「賢いから、情報を伝えただけで理解してくれるだろうと思ってな。あ、この事は誰にも秘密だぞ?教えたらどうなるか・・・分かってるよね。」

ニコって微笑む所が恐い!!

「し、失礼しました!!」