「つまり「撃てなくても、刃がでなくても、堅いものならALL OK!」えぇぇえ!?」
「・・・・蒼」
紫苑が僕を呼ぶ。
あら?なんかまずかった?
「お前・・・・ホンット・・・・最高!」
紫苑が親指たてて、お腹抱えながら言った。
「紫苑、笑って「よし逝こうか。盗賊さん!ウザイからはやく逝って!ウザイものはさっさと失せろ!」
「なんだコイツ等!?」
男はたじろいだ。
「蒼!いくぞ!」
「OK!紫苑!」
「あー!すっきりした!」
紫苑は背伸びをした。
「流石紫苑!汚い相手にも容赦ないね!」
紫苑の隣で蒼がパチパチと手を叩いている。
「それはお前もダロ?蒼。口ン中に燃料突っ込んでよぉ。勿体ねぇじゃねぇか」
紫苑がニヤリと笑う。
「いーじゃん!燃やさなかったから!ホントは燃料突っ込んだ後、火ぃ付けようと思ったんだけどね!」
後ろで縛られている盗賊さんがビクリと動く。
手足、口を塞がれている。
「燃やすな。燃やすなら外でやれ。荷物まで燃やす気か。阿呆」
そっちかよ!
盗賊さんたちはそう思っていた事だろう。
この発言を聞いて。


