「あ!ごっめーん♪驚かせちゃって♪でも、安心して♪オレは、君と、仲良くしたいだけだから♪」

また、ウィンクする。

「・・・・この馬鹿っ!逆に警戒させてどうすんだよ!バーカ!」

・・・・この野生丸出しの性格は、

「・・・・一樹・・・・」

「・・・・大丈夫っすか?A-530君」

「・・・・涼・・・・」

「悪りぃな。藍斗は誰かにモノを教えてるとあんな感じになるんだ」

一樹が申し訳無さそうに言う。

「・・・・気にすんな」

とりあえず、そう言っとく。

「・・・・そんじゃ。蒼を宜しくな!」

「おぉ!任せな!」

ドンッと胸を叩いた。

「・・・・A-530君・・・・」

「何だよ?」

深刻な顔を向けてきた。

「・・・・蒼の中の本当のもう一つ・・・・暗闇斗(アヤト)には気をつけてくれッス。彼は本気で死に向かう奴ッスから・・・・」

「・・・・わかった。有り難うな。涼」

「ヘヘッ」

そしてまた、蒼の体が崩れ落ちた。