「えーっと・・・・まず、世界の時ってのはね、今生き物たちを動かすためにあるんだ♪つまり、
この時計が世界。そして、蒼自身♪」

蒼自身?

「蒼は生まれ変わりではない。勿論ずっとあの調子で生きてきたってわけでもナッシング♪」

ウィンクする。

うぇっ(引)

「だったら何か。蒼には昏睡気。つまり、仮死状態だったことがあるんだー♪だから、人々は蒼が生まれ変わりだって勘違いされちゃった♪
テヘッ(*^▽^*)」

此処で絵文字入れてきた!?

マジ引くわー・・・・(引)

「でも、仮死状態にならないと、蒼の体、腐廃して、ボロボロになっちゃうんだよね~♪」

ボロボロになる・・・・か。

寧ろ、その方が願ったり叶ったり・・・・。

「こう、腐って~骨が見えてぇ~肌が茶色くなって~・・・・みたいな♪」

タイミング最悪!

気持ちわりぃ~・・・・。

「まぁ、そうなったら困るのは君達なんだよ♪
何故なら、蒼が死んだときは、世界の崩壊なんだよ♪」

前々言撤回。

俺、世界の崩壊を一時的に防いだ!

「蒼が死んだとき、生物は生きると言う活動を停止し、何もかもが消え去る。って言うこと♪
・・・・」

あれ?何か、矛盾してる?

「気が付いた?矛盾点に♪」

にっこにっこしながらこっちをみている。

「蒼が死んだら・・・・時間が止まるだけなんじゃ
・・・・」

「無いね~♪そこで!この時計を使いま~す♪


先程の時計を出すと、その時計を落とす。

カシャッと金属同士がぶつかり合う音が聞こえた。

「蒼が死ぬ・・・・つまり・・・・こう言うこと♪」

藍斗は足を振り上げ・・・・

落ちていた腕時計を踏み潰す。

ガシャガシャガシャガシャ。

時計はボロボロになり、使い物にならなくなった。

「ふぅ・・・・わかった?こういう事だよ♪」

笑顔をこちらに向けてくる。

その笑顔を見て、背筋に寒気が走った。

「・・・・分かりました。有り難う御座いました」

とだけ言っておく。