「あの・・・・世界の時とかいきなり言われてもわかんねぇよ」

「あー・・・・うん。そうだよね。いきなり言われたら分かんないよね。うーん・・・・じゃあ、時計でたとえようか!」

そういって、蒼の荷物を探りはじめた。

そう言えば、蒼って荷物なんて持ってたっけ?

「ん?もしかして、蒼って荷物なんて持ってたっけ?なんて考えてた?」

肯定する。

「そう。確かに蒼は荷物なんて持ってなかったよ。君をあそこから連れ出すまではね♪」

「と、言うと?」

「買ってたよ。ちゃんと。でも、君の分の食料だけだったけど♪」

俺の分だけ?

「蒼の目的はあくまでも死ぬことにあるから♪
だから、君の分だけなんだよ♪ホンット、お人好しだよねぇ~♪」

ニコニコしながら荷物を探る。

「だから、それを利用して、いろんな物、買っちゃった♪」

・・・・いや、買っちゃった♪じゃないだろ。

「うーん・・・・あ!あったあった!これこれー♪
じゃじゃ~ん♪腕時計~♪」

何故、そんな物を・・・・。

「それじゃあ!よーく見ててね~♪」

そして、藍斗の説明が始まった。