「う・・・・」 「あ、起きた?」 紫苑が覗き込んでる。 「・・・・おはよう?」 「今、昼だけどな」 「じゃ、おそよう?」 「・・・・変な感じだな」 「だね」 クスクス笑う。 「じゃ、早くメシ食って帰ろうぜあ・・・・あー、楓」 紫苑に少し迷った。 「蒼でもいいよ?」 「・・・・今のお前は楓だろ?・・・・完全に」 少し、沈黙が流れた。 「・・・・知ってたんだ」 「まぁな。ほら」