「おぉ。なんと美しい・・・・。そち、我の后として迎えよう」

「いやだけど」

「・・・・貴様!」

「まぁ、そう怒るな。仕方あるまい。何故、嫌なのだ?」

「私は后になるために来たんじゃない。村を明け渡すのを阻止するため。そのためにここに来た」

帝は唖然としていた。

その他の人達も。

そりゃそうだ。

一番偉い人の妻になれる。

女性だったら喜ぶだろう。

が、しかし、

僕は男ですので。

全然嬉しくありません。