ズォォォ・・・・。

僕にまとわりついていた陰がゆっくりと剥がれた。

「蒼!」

紫苑がこちらに向かって飛んでくる。

「ねぇ!取りあえず、降りてくんない?私も降りるから」

ビュゥ。

ユウイは僕を抱きかかえて、ゆっくりと降りた。