「神様×2。『ユウイ』を知っているか?」

暗闇斗が声を低くして言った。

ぴくっと反応したのを僕は見逃さなかった。

「知って・・・・いるんですね?」

「・・・・あぁ。知っている」

静かに

呟くように

神様×2が言った。

「・・・・アイツは、物凄い早さで世界を飲み込んだ。そして、世界を停滞させていった」

『そのとおーり!今では私が支配者なの♪』

どこからか声が頭に響いた。

「・・・・ユウイか?」

『エヘヘ♪久しぶり♪暗闇斗♪いや、闇斗♪』