転換しましょ

「よろしくな、森宮！佐藤　光」


「佐藤　祐介、よろしく森宮」


「柊　涼太、よろしくー」


「よろしく！佐藤くんに…佐藤くんに、柊くん」


「佐藤はややこしいから光で」


「俺もー、祐介ねー」


「うん」



四人が円になるように座るようにお弁当が広げてある。


変わらないなー…。



「森宮、ここ座って」


「ありがとう、新本くん」



新本くんが用意してくれた席に座り、四人の話を遠縁に聞く。


そういえば前の時の三人の時もこうやって遠縁に聞いていたな…。



隣のクラスだっけ？確か。

後でちょっと覗いてみよう。


でも一人はこのクラスみたい、さっきは気づかなかったけど聞いてみよーかな。



「そういえばこのクラスに新垣って名前の女子いる？」


「まーいるけど…なになに、知り合い？」


「新垣結衣のファンでさ…いたら従姉妹かなって」



少しの沈黙が流れ、光くんと祐介くんが腹を抱えて笑い始めた。



「ちょ！森宮ってっ…っ、天然！？」


「天然なんて酷い！誰だって思わないの！？」


「思わwwなwwいww」


「だからって笑いすぎだよ！酷い！」



頬を膨らますよさらに笑い始める二人になんだか俺も楽しくなって笑い始めた。