「…あれ!?オレ今なに話してたっけ!?」 …コイツはホントに天才なのか? 「芹沢が予想以上にバカだったという話を…」 「違くね!?てかさっきサボっちゃだめって…」 俺は、ずっと天才になりたかった。 天才じゃなくちゃ、いけなかったんだ。 でも、なんだろう。 「…フ。少しだけ、芹沢の言う〖普通〗になりたいかもって思ったんだよ。」 お前の言う『普通』は ひどく 安心する言葉だったんだ──────…。