これ以上帰らなかったら、後が恐ろしい。


「え、だって土曜日だし、それに家に帰るのなんていつでもできるじゃん。」

「昨日の夜だけは家にいなきゃいけなかったんだよ。

俺としたことが…」

「なんで昨日の夜だけ?」


…それは、言わなきゃいけないことじゃない。


「関係ない。」

「そんな…!」


俺はテキトーにYシャツを着て、電話で迎えを呼んだ。

スーツを着て少しすると、到着の連絡がきた。