〔BL〕透き通った嘘



すぴー…


後ろから聞こえる寝息。

ていうか、変な音。


「…もう、寝てんのか。」


寝るのはやいな。

いや、俺が遅いのか?


だって煩いから。

この胸の音が煩いから。


ドクドク

ドクドク



「…なあ、芹沢。

お前の名前、何だっけ。」


芹沢に背を向けたまま、俺は独り言を呟く。

当然、返事は帰ってこないんだけど。