ドクンッドクンッ 急に早く鳴り始めた、芹沢の心臓。 ああ、やっぱり。 やっぱりな。 「はやく…」 確信したところで、催促する。 なのに。 スッ 「え…? なん…で、」 芹沢は俺の手を掴み、そっと下ろした。 どうして? もしかして、俺の勘違い? う、そだろ