俺しかいない




「翔…?」



突然俺の視界に桜の心配そうな顔がうつった。



「一緒に踊らない?私、相手いないんだ」






…うそをつけうそを。


じゃあ、君の後ろにいる数人の恋しそうな目をした狼どもはなんなんだ?






俺はそれ以上桜を狼どもの目にさらさないようにその手をとった。