「じゃあ、これ買ってくるね!」



莉子ちゃんはレジに向かっていった。




莉子ちゃんと、朝陽くんの関係って一体なんだろう。




聞く勇気が無くて……



いや、聞いて答えを聞くのが怖くて聞けない……




つくづく私の弱さに驚かされる。




私はカバンに入れていた鏡をだし、顔を見た。



……



なんか、不幸せそうな顔してる……



ダメだ。



こんなんじゃ、朝陽くんに気づかれちゃう……




笑っていなきゃ。




私は鏡の前で笑顔を作り、鏡をカバンに戻した。