「……えーっと…う、うん。」 「うわぁっ!!ありがとう!! やっぱり来愛は優しいねッ!!」 そう言って自分に合う服を探し始めた莉子ちゃん。 胸が痛い…… 言えなかった…… 朝陽くんの彼女だって言えなかった…… 私、朝陽くんの事ちゃんと好きなのに…… 言えなかった。 それが罪悪感となって私の心を蝕(むしば)む。 涙も出ないほど苦しい…… ごめんね……朝陽くん…… 私朝陽くんにひどい事…… ――――しちゃったよ………