「んじゃ行くか!」


ニコッと微笑んで、私の頭を撫でた。


私も朝陽くんの笑顔につられて、
「うん!」と笑った。



そして朝陽くんの後ろをちょこちょことついて行った。



朝陽くんは私のスピードに合わせてくれた。



私は朝陽くんのそんな些細な優しさに胸が高鳴る。



「来愛、着いたぞ?」


「え?あ、うん!」



私は洋服を見るためにショップに入った。




「わぁ……可愛い……」



私はたくさん置いてある服を見て感動していた。



その時……




「あ!!来愛っ!!」




というなんともフレンドリーな声が聞こえた。