「なあ。柊。」 えっ……?? 座ってから下を向き続けていた私の頭の上から 低い声が聞こえた。 そして声のする方に顔を向けると そこに居たのは…… 「あああさ……き、桐生くん……」 わわわっ!! 私、朝陽くんと話してる!? いや、話しかけられてる!? えええっ! 話しかけられた事で頭がいっぱいになった私。 な、なんで朝陽くんなんかが私にっ!! いろいろ突然でテンパってしまった。 「なぁ、聞いてんのか?」