彼は一体いくつで 『ユウって呼んで』そういわれたけれど、 苗字も知らない。 家族は? 私はそんなことを考えながら 脱衣所を出てリビングに向かった。 「あ、あの、ありがとう……」 「うわっ!!やっぱり僕のだと大きいね……」 ジャージを貸してくれたけれど、 上はお尻が隠れるくらいまで長いし、 下は引きずってる。 「だ、だいじょう……」 「妹の貸そうか?」 「え?」 妹さんいるんだ…… 「妹、キミと同じくらいの身長だから……」 「これで大丈夫です!!ありがとう……」