私の左隣りに座っている麻耶ちゃんをチラッと見ると、 眉毛をへの字に曲げて“ごめん”そう言っているようだった。 それから少し4人で話し、暗くなっていく窓の外を眺めて 麻耶ちゃんが一言。 「帰る?暗くなったし。」 「そうだな!」 そう言って要くんは麻耶ちゃんの肩に手を回した。 ラ、ラブラブだね…… ちょっと羨ましいな…… なんて思いながら俯いた。 そして、私たちは店内を後にした。