【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!





「なんで?」


“なんで?”って………


「が、学校めぐりするんでしょ!!ダメよ!!」


私はそう言いながら朝陽くんから
少しだけ離れた。


「ふーん。」


え?


少し声のトーンが下がったと思ったら
後ろからギュッと抱き寄せられた。




「じゃあ………」


「え?」


「じゃあ…学校めぐり“終わってからね?”」


そう耳元で囁いて、
入口の方へ歩いて行ってしまった。



私の足は力なくヘタった。