「照れんなよ。要。」 ときっつーい麻耶ちゃんの言葉が要くんにぶつけられた。 「うわっ。怖っ!あーしたよした!! 応援しましたあ!!」 半ば諦めながら言った要くんの視線は 空を見上げる麻耶ちゃんの顔だった。 「ふふっ……」 思わず二人のやり取りに笑いが込み上げる…… 麻耶ちゃん…… 要くんにもう暴言言っちゃだめだよ…… なーんて。 それが麻耶ちゃんたちの在り方なんだけどね……