私はもう一度扉を開けて、
中に入っている、紙を全部取り出した。



「…誰がこんな事……」




涙をこらえながら一枚ずつカバンに入れる。




「あぁあ。可哀想……」



え……?



私の後ろを誰かが通ったと思ったらそんな声が聞こえた。




声で誰かわかってしまった。



出来ればわかりたくなかった……っ




私はその場に座り込んだ。




どうして……




私悪いことしたかな……




朝陽くんと付き合っているから?


つり合わないから?