「居た居た!来愛……」


「ごめん……ちょっと見失っちゃって……」


「あれ?夕陽は?」


「帰るって帰ったよ……」


「そっか……」




「あ、もう花火始まるよ!!」



そう言った麻耶ちゃんにみんなが付いて行った。




「ん。」



手を差し出してくれた朝陽くん。



「もう離さねえかんな。」



そう言ってグイッと私を朝陽くんの方に引き寄せた。



そして花火が一番見える穴場があるってことで要くんに連れて行ってもらった。