しばらくしてから朝陽くんは家に帰った。 私はずっと同じ体勢のまま居た。 ベッドに腰を下ろしたまま ボーっとしていた。 なんだかうれしくて、 嬉しすぎて動けなかった。 朝陽くんの温もりがまだ体に残る。 「私、また朝陽くんの隣に居ていいんだ……」 そう思ったら自然と笑みがこぼれた。 居られるんだ……… 朝陽くん…………っ