「来愛。好きだよ。」 朝陽くんのその甘い声が私の体を震えさせる。 「あ、足に力……」 「よっと。ちょっとお邪魔するよ?」 そう言って私の体を軽々と持ち上げ、 部屋に入って行く朝陽くん。 そして私の部屋のベッドに私の体をおろし、 朝陽くんはカーペットの上に座った。 「来愛、今度花火大会行かねえ?」 「え?」 「浴衣着て来いよな。」 そう言ってニコッと微笑む朝陽くん。 私はうんと笑顔で返した。