「あ!!来愛!!聞いてるの??」


「え?あ、ごめん!!何?麻耶ちゃん。」


ぼんやりしていた私に話しかけてきたのは同じクラスの白河麻耶(しらかわまや)ちゃん。



すっごく背が高くてかっこいいんだ。
私と20センチ差なんだよ?
髪の毛も真っ黒でストレートで。



美人なんだよ!!



「また桐生の事見てるの?」


「う、うん……」




だって……カッコいいし私大好きなんだもん!


朝陽くんが……




「そんなに見たいんなら体育館に行けばいいじゃん。」


「それじゃ、ダメなの!!」


「それいつも言うけど、何がダメなの?」