上履きのままで、外に飛び出した。
美菜の大きな目があたしを捉え、ほっとしたのか申し訳ないと思っているのか、複雑に揺れた。
美菜の頬が赤く腫れているのを見た瞬間、あたしの頭の中で何かが切れた。
「美菜に何したの!?」
沙良先輩に掴みかかる。
けれどすぐに、他の人に引きはがされた。
先輩の、どこか楽しげな表情を見て、怒りよりも悲しみを覚えた。
その隙をついて、あたしは地面に転がされる。
「杏奈!!」
駆け寄ろうとした美菜も、他の人に羽交い絞めにされてしまった。
かわいくセットされた美菜の髪が、ほつれて頬にかかる。



