きらめきシーズン~2人の1歩~




東郷先輩は、再び核心に迫る。


「セックスだけ特別扱いするなんて、おかしいよ」


この話の流れで、それは正論だ。

でも、そういうことではなくて、


「それは……屁理屈です」


これはもっと内面的で、感覚的な問題なのだ。

感情は、理屈でコントロールできるものではない。

抗議するように東郷先輩を見るけれど、先輩はそんなことを気にもとめず、さらりと言ってのける。


「うん、そうだよ」


呆れた。

何が言いたいか、まるでわからない。


「でもね、伊田ちゃんが言ってるのはこういうことだよ」


なんとなく、言いたいことはわかる気がした。


「この先、別の人と付き合ったとして、その度にその人が童貞君じゃなかったら駄目、アタシに会うまで綺麗なままでいてくれなきゃ嫌!って」


東郷先輩は、あたしを試すように、問う。


「伊田ちゃんは、それが自分の本音だって、認められる?」