「あ、あのね、だからね、」


何でわたしが言葉を選ばないといけないのよ!


「こはるは俺がキライなんやろ?」


「そ、そんな事ないよ!」


わたしの返事に何故か笑顔になる修平くん。

「なら貰ってや、これ」


そう言って無理やり紙袋をわたしに押し付けてきた。


「は?だから」


「そうか、こはるは俺が」


もう!こんなんじゃずっとこのままじゃない!

仕方なく諦めたわたしは紙袋を受け取って近くのトイレへと着替えに行った。


服しか入っていないと思っていた紙袋には靴まで入っていて。

またローファーで行ったら色々言われるんだろうな、と思い貰ったパンプスをはいて修平くんのもとへと戻る。


そういえば学校。
サボったけど大丈夫だったかな。